毎日、毎日、暑いですね〜>0<
ママゴンこと、朝ごはん本舗店長の須河内です。
私はほぼ毎日、主人と私、娘のお弁当を作ってます。扇風機全開しても台所が暑すぎて、朝から汗だく。。こんなに暑いのに、お弁当はお昼まで大丈夫かな…と心配です。
昔から、夏のお弁当の傷み防止として、昔から梅干しがいいといわれています。ただ最近は、梅干しをいれても効果はあまりないと書いている記事もあるので、梅干しが本当に効果があるかどうか、梅農家さんに聞いてみました。
お話をお聞きしたのは、梅農家の森さん。今年も、立派な完熟南高梅をたくさんの方にお届けしました。(冬は、尾崎みかんを栽培されています)
お弁当に入れる梅干しは、塩分濃度の高いものを選ぼう
「最近は、減塩が好まれている傾向があるので、減塩の梅干しやはちみつ梅などの調味梅干しが多く出回っていますが、梅干しは、もともと暑い夏でも常温で保存できる保存食です。
スーパーの冷蔵ケースで陳列されている梅干しのほとんどは、減塩タイプの梅干しです。冷蔵庫での保管が必要な梅干しは、常温で持ち運ぶお弁当には向いてないように思います。
暑い夏に常温で保存するためには、塩分濃度がとても大切です。梅干しを漬けるときもそうですが、塩分18%以上であれば常温で保存しても腐ることはほとんどありません。
昔ながらの方法で、梅と赤しそ、塩だけで漬けたすっぱい梅干しなら、お弁当にいれても効果はあると思いますよ」
梅干しは平安時代から日本人に親しまれていた!?
日本で梅干しが初めて書物に登場したのは、平安時代中頃で、梅干の原型ともいえる梅の塩漬けが記載されています。
鎌倉時代以降、梅干しは薬用としても重宝されるようになり、戦国時代には保存食や、傷の消毒、食中毒の防止、伝染病予防にも使われました。
江戸時代に入ると、梅干しのしそ漬けが普及し始め、そのころからお弁当にも入れるようになったといわれています。塩分濃度は約30%もあったそうです。
《参考文献》 松本紘斉著『松本紘斉のよく効く梅百科』(家の光協会)、松本紘斉著『やっぱり梅は効く』(主婦の友社)、松本紘斉著『梅の健康法』(主婦の友社)
朝ごはん本舗で販売している梅干しは、主人が森さんの完熟南高梅とあたかさんの赤しそ、沖縄県産の天日塩だけで毎年漬けています。もともとは主人が娘のために漬け始めたのがきっかけなので、昔ながらの酸っぱい梅干しです。
上の写真のように、1粒が大きくて中の果肉がとろとろ♪ ひと口で目が覚めるすっぱさ。塩分濃度は約18%。1年中常温で保存していても傷むことはありません。
最近は、新登場のパリパリ梅をごはんに混ぜるのがマイブーム。パリパリ梅は、主人が漬けた梅干しを乾燥させたものなので添加物なし! これなら、梅干しの種をとる必要がなく、ふりかけ感覚で使えるので忙しい朝に超便利です♪
梅干しの防腐効果は、梅干しが触れている食材が腐りにくくなる効果のため、ごはん全体に混ぜておけば大丈夫かなと(^^) もちろん、それだけでは心配なので、保冷バッグにお弁当を入れ、お弁当の上に保冷剤をのっけてます。
昔ながらのすっぱい梅干しは、お弁当にも、塩分補給にもなって一石二鳥! パリパリ梅は、持ち運びできる梅干しなので熱中症予防にもってこい! 暑い夏を元気に過ごす食材としてお役立てくださいね。