薬膳的テーマ「カラダのいろんなところに!」

こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。

アーサ汁は、沖縄県の郷土料理です。

沖縄料理はこってりしたものが多いですが、アーサ汁は磯の香りがするあっさりとした一品です。アーサ(あおさ)は、本土では「あおさ」と言われ、正式名称は「ヒトエグサ」といいます。緑藻類に分類される海藻で、鮮やかな緑色が特徴です。

そこで、今日は沖縄の郷土料理アーサ汁の作り方をご紹介します。
アーサ汁の作り方はこちら

【アーサ汁の薬膳的効能】

■食物繊維
・腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる。
・水溶性食物繊維は、高血圧に悪影響を及ぼす塩分を腸内で吸着し体外に排出してくれる働きがある。
・あおさ等の海藻に含まれる食物繊維は、腸壁を刺激し便通を良くしてくれます。

■カルシウム
・青さに含まれるカルシウムは、牛乳の約4~5倍と言われています。

カルシウムは骨や歯の構成成分で、骨粗鬆症や発育期の子どもや、妊婦や高齢者は、カルシウム不足による骨の発育障害や成長不良などを引き起こす可能性があるので、年齢性別問わず、積極的な摂取が必要な栄養素といえますね。

あおさは、柔らかくてとても食べやすいので、乾燥した状態のままお味噌汁に入れたり、様々な料理に簡単にプラス出来る食材です。沖縄では「あおさの天ぷら」も好まれていますよ。

特にカルシウム、ミネラルや鉄が含まれており、食物繊維も豊富で良質なたんぱく質を豊富に含む豆腐との愛量がよいです。生姜汁の香りで食欲もアップします。

夏バテ気味で食欲が落ちてきた暑い日には冷蔵庫で冷やして頂くのも、大変おススメです。

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