赤い食材 第三回目【トマト】
薬膳的テーマ「胃腸の働きをよくする」

こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
「トマトと卵の炒め物」を知ったきっかけは、台湾ドラマの朝食シーンでした!

新婚の新妻が慣れないながらも旦那様のために朝食を作っていたのを見て知りました。
それまで一度も食べたことが無かったのでどんな味なのか気になり、食べてみたくなりました。
それ以来我が家の朝食にも度々お目見えすることになりました。

中国人が最初に覚える家庭料理といえば「トマトと卵炒め物」だそうです。中国全土のレストランであれば、どこにでもある料理です。
日本ではトマトはサラダとして生で食べる習慣かありますが、中国では火を通して食べるのが一般的です。

薬膳の考え方として、体(臓腑)を冷やすことは良くないとされていますので、中国では生で野菜を食べることは滅多にありません。サラダは、体質によっては体を冷やしてむくみをもたらす「百害あって一利なし」の食べ物になります。

現代社会ではパソコンやスマホで目を酷使する時間が増えました。
そのストレスは「肝」を消耗させてしまいます。薬膳ではクコの実をはじめ、人参、パプリカ、トマトなどの赤い食材は「肝」と「目」は関りが深いので、積極的にお料理に活用してみることをおススメします。

トマトと卵の炒め物の作り方はこちら