薬膳的テーマ「疲れを解消、便秘の改善」
こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
今年もたけのこの美味しい季節がやってきました♬初夏の訪れを感じます!
たけのこの中でも大好きな「はちく」を友達が送ってくれたので、早速たけのこご飯として頂きました。たけのこご飯の作り方はこちら
はちくとは、感じで「淡竹」と書きます。徐々に気温が上がってくる5月から6月上旬頃に旬の時期を迎えます。
赤みを帯びたような薄い茶色をしており、味にクセは少ないです。表面はつるっとしており、産毛はほとんどありません。アクやエグみ、苦味が少ないのが特徴であっさりと食べやすいです。とてもやわらかく甘みがあって、みずみずしくシャキシャキとした触感が魅力です。
はちくは地下茎が浅いので、すぐに地面から顔を出し、地面から出ているものを収穫します。地面より下にある部分は非常に硬いので、食べられません。
柔らかくて美味しいだけじゃないんです。
簡単すぎる♪はちく(淡竹)の処理&下茹で!なんと10~20分の茹で時間でOK!
淡竹が好きな理由がわかりますよね!
ちなみに「破竹の勢い」の「はちく」と混同されがちですが、これは淡竹とは異なる言葉。止めようとしてもて止められないほど勢いが激しいことを表す言葉で、割れ目の入った竹が一気に割れる様子から生まれた表現です。
たけのことして食用になるのは、モウソウチク(孟宗竹)やはちく(淡竹)、マダケ(真竹)、カンチク(寒竹)などです。
スーパーマーケットに出回っているのは、モウソウチクのたけのこになります。
【たけのこの薬膳的効能】
・疲れを解消する
・便秘の改善/ダイエット効果
・痰を切る
・胃の働きを活性化、消化を助ける
たけのこは疲れを解消する働きのある成分を含んでいるので、体が重い、だるいと感じた時におススメの食材です。
豊富な食物繊維は、便秘の予防・改善のほかに、コレステロールの排出にも効果があります。
また、たけのこはこれから急速に成長するエネルギーをもっているため、とても精が強い食物です。
しかし、その分毒性もあわせ持っており、吹き出物や蕁麻疹など、アレルギーに似た症状を起こすことがありますので、少し注意が必要です。
慢性喘息の年配の方や小さい子ども、アレルギー性鼻炎の方もあまり食べ過ぎない方がいいと言われています。
梅雨に入り、体がなんとなくだるい、疲れがとれない、やる気がでない、、という方も多いと思います。そんなお悩みには、たけのこご飯がおすすめです。新筍を見つけたら、ぜひ作ってみてくださいね!たけのこごはんの作り方はこちら