薬膳的テーマ「むくみ、胃の調子を整える/とうもろこし」

こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。

宮崎県在住の姉から「スイートコーン」が届きました。なんて嬉しい!!
宮崎県にも美味しいものがたくさんありますよね。中でも日向夏や金柑も大好きです。

スイートコーンをサッと茹でて甘くて、シャキシャキの茹でトウモロコシとして頂きました。
とうもろこしを漢字で書くと「玉蜀黍」。

薬膳においてとうもろこしの実は、主に「健脾(けんぴ)」といって、「脾(ひ)」(消化器全般)を正常に働かせ、水分代謝を高めたり、「利水(りすい)」といって、体の余分な湿気や水分を排出したりする効果があるとされています。

【とうもろこしの薬膳的効能】

・むくみ改善

・気(エネルギー)をつくる

・食欲不振

・胃の調子を整える

・便通改善

上の写真は、とうもろこしの畑です。
この時は、定植したばかりの状態で、ここから1m以上に大きくなります(^^)

梅雨時期は、湿度が高く体表からの水分蒸散が上手くいかないので、むくみを感じる方も多いかと思います。とうもろこしにはむくみ改善の効果があります。
水分代謝に加えて、お腹の働きを助ける効能があります。胃の機能を補って、元気のもとの「気(エネルギー)」をつくる働きもあります。食欲が落ちている人にもおススメです。

とうもろこしのひげにも注目!

とうもろこしの皮をむくとでてくる「ひげ」。これにも効能があるんです!

「とうもろこしのひげ茶」は有名ですが、これはひげを炒ったもの。とうもろこしの実の部分よりも高いむくみ改善効果があります。
とうもろこしをたくさん手に入れたら、ぜひひげは捨てずにトライしてみてください!

さて、前置きが長くなりましたが、今日はとうもろこしの湯がき方を2つご紹介します。
とうもろこしを水から茹でるか、沸騰したお湯で茹でるかで、食感が変わります。

シャキシャキ派は、水から茹でる
ふっくらジューシー派は、沸騰したお湯で茹でる


茹で方のレシピをアップしましたので、参考にされてくださいね。
シャキシャキ派はこちら
ふっくらジューシー派はこちら


通常は夏野菜は体を冷やすことで知られています。
とうもろこしは夏野菜の代表選手ですが、意外にも「平性」。平性とは体を冷やす事もなく、温めることもないため、いつでも摂取しやすい食材なんです。

気温差、気圧ともに変化が大きい季節です。旬のとうもろこしを毎日の元気にお役だてくださいね