薬膳的テーマ「梅雨対策 その3」
利尿作用で、湿の排泄を促す!
こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
「夏のほてりやむくみ」気になりますよね。
私は夏になると、特に顔が赤くなり、ほてりがちです。
顔汗が出やすく、それが気になる事でストレスになり、更に汗が噴き出してきます。そのせいでメイクが崩れるのを長年悩まされてきました。
薬膳を学ぶことで食養生と自分自身に向き合う時間が増えました。
毎朝、洗顔後に自分の顔色をチェックし、舌診(舌をみて体調をみる)をすることで体調を図ります。
体調を見ながら食生活を気をつける事が、当たり前になりました。そのお陰で少しずつ体調が良くなり、自分を知ることにつながりました。自分だけではなく、家族の事もさりげなく顔や目、肌つやや声の張り方などを自然とみるようになりました。
毎日の食べ物を少し気をつける、そんな食養生をするのが楽しくて続けています(^^)
最近蒸し暑くなってきて、これから本格的な梅雨時期におススメの食材とその効果。5シリーズの3回目となる食材は冬瓜!
今日の薬膳的テーマ「利尿作用で、湿の排泄を促す!」の食材は、冬瓜以外にもとうもろこし、はと麦、冬瓜、小豆、大豆、黒豆、そら豆、白魚、鱧(はも)、蛤があります。
薬膳では、冬瓜は体内の熱を冷まし、余分な水分を出すので、むくみ解消によいとされています。不足している水分を補う働きもあるので、暑気あたり、喉の渇きなどの症状にも有効です。
【冬瓜の薬膳的効能】
・筋肉を引き締め、汗や尿などが出過ぎるのを止める
・体の熱を冷ます
・利尿作用
・便通をよくする
・滋養強壮
・喉の渇きを緩和する
冬瓜は、薬膳としても注目度の高い野菜です。部位ごとに様々な効能があります。
〇皮の効能⇒冬瓜皮(とうがんひ)は身寄りも強い利尿作用があり、生薬としてもつかわれる。
〇種の効能⇒冬瓜子(とうがし)と呼ばれ、喉や痰の薬、利尿薬として使われる。
今日は、冬瓜を使った梅雨にぴったりの「冬瓜と豚肉のスープ」の作り方をご紹介します。
このレシピは母が昔から良く作ってくれた懐かしい味です。
暑い沖縄で育ちましたので、冬瓜の効能を知るとその土地の食べ物は理にかなっている!とつくづく納得しました。
昔から沖縄では冬瓜を日常でよく食べられています。暑い地域、蒸し暑い季節に必要な食材ですね。
このスープの名脇役は昆布です。昆布を使うことでだしが出て、滋味あふれる味わいに仕上がります。
昆布は水で戻したあと、上の写真のように結び昆布にします。小さいお子様と一緒に作るのも楽しいですよ(^^)
厚めにカットした豚肉がボリュームがあるため、この一皿でお腹いっぱいに(^^)
体がだるい、むくみやすい、喉が乾きやすいなどでお悩みの方、このレシピをお役だていただけると嬉しいです。
「冬瓜と豚肉のスープ」の作り方はこちら