薬膳的テーマ「麦茶/体の余分な熱を冷まし、渇きをやわらげる」

こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。

日本の夏の定番の飲み物といえば「麦茶」。麦茶が食卓に登場すると、夏が来た!と思います(^^)
薬膳では、麦茶には体の余分な熱を冷まし、渇きをやわらげる効果があります。胃の粘膜を保護し、胃腸の調子を整えるので食欲不振にも効果的で、夏バテの解消にも役立ちます。

食物繊維、カルシウム、ビタミンB1などのミネラル成分が豊富です。

【麦茶の薬膳的効能】

・体の余分な熱を冷ます、暑気あたりを予防
・消化を助ける
・血液の巡りをよくする
・胃の粘膜を保護し、胃の不快感をよくする
・抗酸化作用
・便通をよくする

麦茶はノンカフェイン!

麦茶は殻つきのまま焙煎した大麦の種子を、煮だしたり水で浸出した飲み物です。焙煎することで、香ばしい味や香りをだします。

緑茶や紅茶、ウーロン茶など、ほとんどのお茶にはカフェインが含まれています。これらのお茶の原料は「茶ノ木(チャノキ)」ですが、麦茶の原料は大麦であり、カフェインを全く含みません。そのため小さな子どもや妊娠中、授乳中でも安心して飲むことができます。

また、汗で失われたナトリウムやカリウムも適度に含まれており、夏の水分補給に適しています。

出来立ての温かい麦茶は香りが高く、それを飲むのが楽しみの一つです。意外なことに、暑い時ほど温かい飲み物を飲む方が喉の渇きをやわらげます。

麦茶を作ったら、是非熱々のうちに飲んでみてくださいね。

麦茶をおいしく作るコツはこちら