薬膳的テーマ「暑さによるイライラ軽減」

こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。

8月下旬とはいえ、厳しい猛暑が続いています。暑くなってくると食欲が落ちやすくなり、恋しくなるのはキーンと冷えた麺類ではないでしょうか。

麺類といえば、一般的に糖質過多になるとか、健康に良くないイメージをお持ちの方も多い事でしょう。それは事実ですが、物事には良い面と悪い面の両方があります。効能を知って賢くとりいれてみませんか。

小麦で作られている麺は身体を冷やす作用があるのです。夏に食べたくなるには理由があります。

小麦は熱を取り除き、安定させる効果があるとされています。暑さによる苛立ちや精神不安、不眠、夢をよく見るなどの軽減に用いられます。栄養的にみても、小麦に含まれるビタミンB群は糖質をエネルギーに変える作用があります。

また、殻皮まで含まれる全粒粉には食物繊維やビタミンが豊富に含まれているため、そちらもおすすめです。

【小麦の薬膳的効能】

・体の熱を冷ます
・心を養う(イライラ落ち着かない)
・精神を安定させる
・体や口の渇きを止める

小麦粉は涼性で体の熱を冷ましますので、食べすぎに注意してください。

素麺の薬味といえば、ねぎ、しょうが、みょうが、しそ。

これらは、体を温める食材です。薬膳では陰陽のバランスを大切にしています。素麺は薬味と頂くことは理に適っています。

そこで、今日はねぎをたっぷりとのせた我が家の「冷やし素麺(夏休みスペシャル)」をご紹介します。夏休みスペシャルとは、子どもたちが夏休中のため毎日、昼食をつくるので簡単で(時短!手抜き)美味しく!を目指しています。

薬味(ねぎ、しそ、みょうが)を薄い輪切りにし、お酢・醤油・ごま油で和えておく。
わかめやさばの水煮缶などがあれば、ゆでたそうめんにぶっかけて出来上がり!さば缶がなければ、ツナでもおいしくできますよ!

暑い日のお昼ごはんにおすすめです。冷やしぶっかけ素麺の作り方はこちら