薬膳的テーマ「胃腸の働きを高める」
こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
まだ暑い日は続くものの、暦の上では9月は「秋」。古くから伝わる行事をみると、「秋らしさ」を感じる方も多いのではないでしょうか。この時期のおすすめ食材は、オクラ。
オクラは「脾」に働きかけて消化吸収を高めます。
オクラの独特のぬめりにはペクチンという水溶性食物繊維が含まれています。
オクラのネバネバは胃や腸に潤いを与えることで「乾燥による停滞」を改善し、全体の流れをスムーズにします。暑さで弱った胃腸の消化を助けてくれます。
食物繊維が豊富なため、胃腸虚弱で食欲がなく、消化不良気味の方むいています。下痢や便秘解消にも役立ちます。また、病弱な方の便秘症や、お腹にガスがたまる場合にも効くと言われています。
【オクラの薬膳的効能】
・胃腸を健康にする
・潤いを生み出す
・消化不良を改善する
・腸を潤す
・便通をよくする
・疲労回復
・免疫力アップ
・糖尿病や動脈硬化の予防
今日は、夏で疲れた胃腸にやさしいレシピ「オクラとちくわの簡単炒め」をご紹介します。
オクラに一つまみの塩で軽く塩揉みしてから水で洗います。水気を切る。
オクラのヘタを落とし、斜め切りにする。
ちくわもオクラと同じ大きさの斜め切りにする。
フライパンを中火にして油をひかずに炒めます。全体的に焼き色がついてきたら、いったんさらに取り出します。フライパンに油をしき、オクラを強めの中火で炒めます。水をいれて蓋をして1分。蓋をとり、ちくわと調味料(醤油、オイスターソース、ポン酢)を入れて全体に味が馴染んだら火を止めて、出来上がり。
お弁当にもおすすめです。ぜひ作ってみてくださいね。オクラとちくわの簡単炒めの作り方はこちら