薬膳的テーマ「気血の巡りをよくする」
こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
菜の花の旬は1~3月。
菜の花の季節になると、小さかった子ども達と菜の花を見るために河川敷にピクニックに行ったことを思い出します。菜の花を見ながら歩いて写真を撮ったり、摘んだ菜の花を家に生けて楽しみ、花のつぼみを天ぷらにして美味しく頂いたりしました。
菜の花は、ほろ苦いの味があるので天ぷらにすると、小さい子供たちでも食べやすかった記憶があります。今では苦みも美味しく感じられる年齢になりました。
薬膳で菜の花は、身体を温める性質をもっています。菜の花の独特な「辛味」には気血の巡りをよくする働きがあります。気(生命エネルギー)と血が身体を巡らせる事で血液の流れや自律神経をコントロールして体を整えます。
【菜の花の薬膳的効能】
・血の巡りをよくする
・気の巡りをよくする
・解毒作用 ・抗酸化作用
今日は、色鮮やかな「菜の花の白和え」の作り方をご紹介します。
小鍋にお湯を沸かし豆腐を4等分に切って入れ、弱火で3分ほど茹でザルにあげて水気をきる。ペーパータオルに包み、しっかりと水気を切る。
菜の花は根元を1㎝切り落とす。鍋に塩を入れたお湯を沸かして茎の部分から湯に浸けて30秒ほどしたら、葉先の順にいれて茹でる。茹で加減は葉や茎の太さによって異なる、色鮮やかな緑色になったらザルにあげて水気をきる。茹で過ぎないように注意します。そして水にさらさずに、ザルに広げて冷まします。
菜の花はペーパータオルでしっかりと水気を切り、1/2にカットする。食べやすいなら1/3にカットに。
水切りした豆腐はボウルに入れ、泡だて器で滑らかになるまで混ぜる。
すり鉢に煎りごまを入れて、粒が無くなり油っぽくなるまで混ぜて豆腐に混ぜる。
すり鉢に煎りごまを入れて、粒が無くなり油っぽくなるまで混ぜ、水切りした豆腐にいれる。きび砂糖、みりん、しょうゆを加えてヘラで混ぜる。茹でた菜の花を入れたらサッと混ぜて、味見をして塩で味をととのえたら出来上がり。
私は、白和えをよく作ります。母から教わった基本のほうれん草の白和えやおもてなし用の白和えやなどもアップしていますので、あわせてみてもらえると嬉しいです。