薬膳的テーマ「血を補う」
こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
人参の大量消費をしたい時には「人参とじゃがいものきんぴら」を作ります。やや太めにカットするので人参の甘みが感じられるし、シャキシャキとした触感を楽しみながらたっぷりと食べられる事が気に入っています。
子ども達が幼い時は人参が苦手な野菜の一つでしたが、柔らかくて優しい甘さのお陰で、よく食べてくれました。ポテトフライのように太めにカットしているので幼児がつまみ易くて食べやすかったのも良かったのかもしれません。
薬膳で人参は、平性で補血の作用がありますので、血を補う食材として使われます。血を補うことで血と関係が深い「肝」機能が高まります。目の乾燥やかすみ、視力の低下を防ぎます。
【人参の薬膳的効能】
・血を補う
・肝を補う
・ドライアイや視力低下を予防
・胃腸を健康にする
・消化を助ける
・血を養う
・身体を潤す
・免疫力の強化
今日は、旬のにんじんと新じゃがいもを使った「にんじんと人参とじゃがいものきんぴら」の作り方をご紹介します。
人参とじゃがいもの皮をむく。人参とじゃがいもを8㎜~1㎝くらいの拍子切りにする。
フライパンに油をひいて中火で1分ほど人参を炒める。
じゃがいもを入れて、時々混ぜながら中火で炒める。油が回って少し人参とじゃがいもがしんなりしてきたら、出汁しょうゆ、みりん、きび砂糖を入れて蓋をして弱火に落とし、2~3分ほど蒸し焼きにする。胡麻を入れて混ぜたら出来上がり!