薬膳的テーマ「脾胃を養う」
こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
突然ですが、ドライカレーとキーマカレーの違いをご存知ですか?
キーマカレーはひき肉を使ったインドの煮込み料理です。「キーマ」はインドの言葉で「ひき肉」を意味します。細かく切った具材、スパイス、ヨーグルトやトマトに「お水」を加えて作られます。スパイスを炒めて香りを出してから長時間煮込むのが特徴です。
一方、ドライカレーはキーマカレーと似ていますが、ひき肉に刻んだ野菜とスパイスを水を入れずに作るのが特徴です。炒めるだけなので手軽に作れるのが嬉しいです。
実はドライカレーは日本生まれだそうです。さすが日本人は他国の料理を魔改造するのが上手ですね。
今日は我が家の定番食「ドライカレー」をご紹介します。春らしく、グリーンピースをたっぷり入れて作りました(^^) グリーンピースのドライカレーはこちら
【グリーンピースの薬膳的効能】
・脾の働きを助ける
・胃腸の機能を高める
・気を補い、巡らせる
・体の余分な湿を取る作用(むくみ、高血圧の予防)
・デトックス作用
薬膳でグリーンピースは、平性なので寒温に偏りはないので体質を気にせずに食べられます。脾の働きを整え、消化を助ける胃腸を養います。消化吸収を助け胃に優しい食材です。
それでは、グリーンピースのドライカレーの作り方をご紹介します。
まず、ターメリックライスを炊く。お米4合に対し、分量の水、ターメリックパウダー小さじ1をいれて、混ぜてから炊く。炊いてる間にドライカレーを作ります。
えんどう豆はさやから取り出し、サッと洗ってしっかりと水気を切る。お湯でサッと茹でてザルにあげて水気をきる。
にんにく、玉ねぎ、人参は皮をむき、みじん切りにする。新じゃがいもはきれいに洗い、粗みじん切りにする。
えのきだけは根元を切って、5~6ミリの長さに細かく刻む。鍋に炒め油を入れて強めの中火で玉ねぎとにんにくを炒める。
玉ねぎがきつね色になってきたら、人参とじゃがいもを加え、しんなりするまで炒める。ひき肉を加えてほぐしながら肉に火が通るまで強火で炒める。えのきだけを加えて、中火でサッと炒める。
カレーパウダー、レッドペッパー、ケチャップ、野菜ソース、しょうゆを加えて混ぜ合わせる。茹でた実えんどうを加えたら火を止める。
お皿にターメリックライスをよそい、ドライカレーの具をのせて、生卵の黄身だけをトッピングしたら出来上がり。残った卵の白身部分は卵焼きなどに使用してください。
グリーンピースは、消化吸収を助ける食材なのでお腹が張ってる時は、グリーンピースを使うと胃腸が整いやすいやすいですよ。グリーンピースのドライカレーを作ってみてくださいね。