薬膳的テーマ「気を補い、巡らせる」
こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
「オランダえんどう豆」をご存知ですか? オランダえんどう豆と「オランダ豆」とも呼ばれ、絹さやよりも肉厚で、長さが12~15㎝ほどあるジャンボサイズ。シャキシャキとした歯ごたえがあり、やや硬めの食感なので、強火で短時間の炒め物によくあいます。
絹さやはどこの店頭でも売られていますが、オランダえんどう豆は店頭に並ぶことが少ないので「朝ごはん本舗」では、こだわりの農家さんが育てた新鮮で旬のオランダえんどう豆を発送しています。
薬膳でオランダえんどう豆は平性の性質です。気(生命エネルギー)を補い、体に気を巡らせると精神も安定し穏やかで落ち着きます。それにより元気を回復します。オランダえんどう豆は気持ちの落ち込みやイライラを落ち着かせてくれる食材です。
【オランダえんどう豆の薬膳的効能】
・胃腸を整える
・気を補い、気の巡りをよくする
・元気を養う
・体内の余分な湿をとる
・体内に潤す
・デトックス作用
・抗酸化作用
今日は、食べる前から元気をもらえそうなオランダえんどう豆を使った春巻きの作り方をご紹介します。
まず、オランダえんどう豆のすじをとります。
小鍋にお湯を沸かし、塩一つまみ入れてから茹でる。強火で茹で時間は30秒~1分ほど、ザルにあげます。
豚ロース肉とスライスチーズを二等分に切る。
長ネギはスライスチーズと同じ長さに切って、繊維に沿って5~6㎜幅にカットする。小さなお皿に水溶き片栗粉を用意する。
春巻きの皮は使う前に冷蔵庫からだし、常温に戻す。一枚ずつ剥がしてひし形に置く。手前に豚肉2枚を置き塩こしょうを振りかける。
春巻きの皮にスライスチーズ、長ネギ、オランダえんどう豆の順に重ね、手前の皮を内側にひと巻きしたら両端を織り込み、折りたたむように巻く。巻き終わりを水溶き片栗粉でのりづけする。
フライパンに油を入れてやや強めの中火できつね色になるくらいまで焼き揚げをし、裏返し両面を焼く。片面2分くらい揚げ焼きする。油が足りないようなら足してください。
キッチンペーパーの上にのせて油をきる。斜めに切って器に盛り付けたら出来上がり!
オランダえんどう豆のフレッシュなグリーンが、元気をチャージしてくれそう。落ち込んだ時やイライラするときに「オランダえんどう豆の春巻き」をぜひ作ってみてくださいね。