薬膳的テーマ「体を温め、風邪予防」
こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
今年の冬は、大雪が降ったかと思えば、20度近い春のような陽気になったりと、気温差がとても大きいです。朝晩の気温差も10度以上ある日もあるので、体調管理がなかなか難しいですよね。この時期、まずは体をあたためることを意識してみるのがおすすめです。
体をあたためる食材はいくつかありますが、中でも長ネギはいろんな料理とも相性抜群。
薬膳で長ねぎは、体をポカポカと温める温性です。消炎作用があるので寒さによるお腹の痛みやひき始めの風邪の症状にも効果が見込めます。冷えやすい体質の方や寒い季節には欠かせない食材です。
【長ねぎの薬膳的効能】
・体を温める
・消炎作用
・体を発汗して解熱する
・気の巡りをよくする
・血の巡りをよくする
・胃腸の働きを整える
・解毒効果
・免疫力を高める
今日は、体を芯からあたためる「ささみとネギたっぷり香味だれ」の作り方をご紹介します。
白ねぎは粗みじん切りにする。
しょうがはみじん切りにする。ボウルにネギ香味だれをつくる。刻んだネギ、しょうが、しょうゆ、お酢、ゴマ油を合わせる。
ささみはスジを切り取り、包丁で数か所切り込みをいれる。ボウルに下味(日本酒、醤油)を入れて、ささみを15分ほど漬け込む。ささみに片栗粉を全体にまぶす。
フライパンに油を入れて、強火でささみを並べたら蓋をして焼き揚げる。きつね色になるまで両面を焼き揚げる。キッチンペーパーでささみの油をきり器に盛り、たっぷりとネギ香味だれをかけて出来上がり。
ささみは、薬膳では脾胃を温める作用があります。体を温める白ネギとの組み合わせると体の中からポカポカ温まり、気温差が大きいこの季節にぴったり。風邪のひき始めにも効果的ですよ(^^)
「ささみとネギたっぷり香味だれ」の作り方はこちら