薬膳的テーマ「脾胃の不快解消」
こんにちは、薬膳マイスターの宮里です。
文旦(ぶんたん)は、ザボンやボンタンとも呼ばれています。生食する他に、ジャムにすることが多いです。果肉だけではなく表皮をオレンジピールのようにじっくり煮詰めて、砂糖をまぶした文旦漬などもあります。
文旦はまず生でひとくち。ほろ苦さがクセになる、スッキリした酸味が特徴です。
今日は、文旦の生の果肉も味わえる手作り寒天ゼリーをご紹介します。
寒天は物繊維が豊富に含まれていますので、ヘルシーな「ギルティフリー」なおやつです。マクロビやビーガンの方でも食べられますよ。
薬膳で文旦(ぶんたん)は寒性で、弱っている脾を正常化する働きがあります。食欲不振、お腹の張り、消化不良、脾が弱ったせいの疲れを緩和する効果があります。
【文旦(ぶんたん)の薬膳的効能】
・弱っている脾を正常化する
・食欲不振、消化不振、胃痛の不快解消
・気の巡りをよくする
・咳や痰の改善
・解毒作用
・二日酔いさまし
・老化防止、美肌効果
それでは文旦の果肉入り寒天ゼリーの作り方をご紹介します。
文旦1個を絞り、果汁50~80㏄とります。
残りの文旦1個は皮をむき、房から実を取り出した実をほぐす。
小鍋に水、きび糖を入れ、中火にかけよく混ぜながら沸騰させて1分ほど加熱したら火を止めてから、粉寒天をいれて溶かす。寒天は、酸味の強いものと煮立たせると固まらない事があるので、沸騰した後に火を止めてから加えてください。
寒天ゼリーが茶色っぽいのは、やや茶色がかったきび砂糖を使用しているためです。文旦の薄黄色を生かすなら、白っぽいきび砂糖を使用してください
文旦果汁を加えてよく混ぜ合わせる。
ゼリーの容器にほぐした実を入れて、ゼリーを流しいれる。粗熱が取れてからラップをして冷蔵庫に入れて冷やして固まったら出来上がり。
朝ごはんのフルーツにぴったり!見た目以上に簡単にできるのでぜひ作ってみてくださいね。
文旦ゼリーの作り方はこちら