2023年産の知覧茶の新茶ご予約開始
知覧茶の新茶は、日本一早い新茶としても有名です。
知覧茶は品質においても全国茶品評会で農林水産大臣賞を度々受賞するなど、全国的に高い評価を得ている銘茶です。
当店の知覧茶は、下窪製茶園のお茶です。 下窪製茶園は、親子三代にわたり、「美味しいお茶の基本は土づくり」を信条に、今でも堆肥は米ぬかを基本に油粕、骨粉を手塩にかけて完熟させています。
畑は全部で30ha。ふかふかした土は、力のある踏み応えで一歩一歩をとらえます。
今踏んだ足跡が土に押し返されてすうっと消えていく。空気を抱き込んだ豊かな大地は地中深くの根毛までやさしく包み込み、健やかに育みます。
土壌診断を頻繁に行い、独自の施肥計画を実行。
ストレスのない根は無理なく伸びて、肥料分、水分、酸素を効率良く吸収し、茶樹は元気になる。地上からは見えない根っこが良質なお茶の要です。
茶樹をかき分けて、下枝をご覧いただくと、当園の茶樹は葉の層が厚く、濃い緑の葉がたっぷり茂ります。
力のある枝で構成された張りの良い株だからこそ、被覆せず露地栽培にこだわります。肥沃な大地と太陽が育む大きく艶のある生葉。
長い「蒸し」と「揉み」にも崩れず、薫りと美味しさを最大限に引き出します。
強く蒸すことで渋みを抑え、薫りや旨みを引き出しやすく。
生き生きとした厚みのある茶葉だから超深蒸しにも粉状に崩れず、しなやかに応えてくれます。
蒸しあがった葉は、揉んでほぐれるとシャキッとして見事です。
どの工程でも五感を駆使して、手で触れて、片時も目を離せません。
製茶できっちり蒸し、揉んだ葉は、長期保存ができます。
秋になるとかえって美味しくなるとも。澄んだ山吹色は深蒸しとは思えないさらりとした雫です。
力のある葉の初夏の香り、熟成した旨み、しばし舌の上で転がして、お楽しみください。